- はじめての入れ歯
患者さまに合った入れ歯はどんなタイプ? どんな形状? どんな歯並び? そしてどのような噛み合わせ?…。
長年の経験と知識を生かして、妥協の無いオーダーメイドの入れ歯製作に、院長が取り組みます。
技工士に任せっきりにせず他の歯科医院にはない、患者さまとの共同作業を進めてまいります。
まずは、現状にどんな不満があるのか、お聞かせください。初めての方にはどのように新しい歯を入れていくのかを、じっくりと解説していきます。
すでにつけている方には、フィット感、噛むこと、見た目など、現在の入れ歯の問題点をしっかりと探っていきます。そして、さまざまな状況を鑑みて患者さまの診療計画を立て、納得、満足がいただけるまで説明します。
なかには入れ歯を入れる前に、虫歯や歯周病などの治療が必要なケースがあります。入れ歯を作れる体制になるまで、きちんと治療をしておきましょう。入れ歯に不都合が起きないように、しっかりと診察します
【当院はここがちがう!】位相差顕微鏡
口の中に存在する細菌によって、除菌方法が変わります。当院には最新の位相差顕微鏡があり、これを使用して細菌の種類や量などが観察できます。この検査からも、患者さまにふさわしい方法での治療に自信があります。
入れ歯を作るための型(カタ)のことを「印象」と呼びます。
印象を作る方法はいろいろとありますが、基本的には現状を知るために、上下の歯の型を取ります。そして画像、動画などから総合的に判断して、義歯の辺縁の形を決定します。
【当院はここがちがう!】動画撮影
患者さまの歯並びの様子、口の動き、噛み合わせの状態などを動画で撮影し、これを技工士に渡し見ながら作業してもらいます。この動画のあるなしで、その後の入れ歯の出来栄えは格段に違ってきます。
印象から取った土台を使って、形状、高さ、噛み合わせなどをチェックしていきます。このチェックで安定しない個所が見つかれば、何度も確認が必要となります。この患者さまとの共同作業を経て、さらに精度の高い入れ歯作りに進んでいきます。
【当院はここがちがう!】GoA(ゴシックアーチ描記法)
ゴシックアーチとは、下あごが前後・左右に動く道筋のことをいい、これを色の線で描写する器具が当院にはあります。主に総入れ歯はこの線の動きを考察することで、形はもちろん、よい噛み合わせのポイントを設定できるのです。
印象をベースとして、本格的に入れ歯の製作です。さまざまなデータや実際に仮に並べてみた歯の模型などをもとに、歯、歯床ともに丹念に作っていきます。材質や形状などにも差がありますし、スピーディーさを心がけていますが、この工程の作業すべてが今後の患者さまの生活にもかかわってきますので、多めに期間をいただいております。
いよいよ入れ歯が出来上がってまいりました。しかし当院の入れ歯作り、患者さまとの共同作業はまだまだ終わりません。印象をもとにした完成品は、微妙なずれがあったり、口の中での違和感が生じたりする可能性が大いにあります。ここで噛み合わせ検査を何度も繰り返し、ただの入れ歯が患者さまの「噛める入れ歯」へと進化させていきます。
お渡しした後も使い具合の報告を受けたうえで、さらに調整を重ねていきます。患者さまが納得いくまで、何度でも調整します。申し訳ございませんが、必要があれば何回も足を運んでいただく必要がありますので、ご了承ください。
【当院はここがちがう!】院長入魂!
患者さまが再来院して、再度預かった入れ歯は、歯、歯床に材質の微妙な盛り込みが加えられ、細部に渡る削りが加えられます。この一連の作業は心を込めて、すべて院長が行います。患者さまの最適な入れ歯の環境を作るのは、結局は最終的なこの工程。最上の噛み具合に仕上げるために、一所懸命に努めます。
実際に入れ歯を使用してもらうと、あごの動きや筋肉が、入れ歯に合った形で矯正されていきます。もし万が一、患者さまに合っていない入れ歯になっていた場合、日々の不具合に体が本能的に調節しようとするために、体調不良にも繋がりかねません。それを防ぎ、不具合を早めに発見するためにも、1?2ヶ月ごとの定期的な来院をおすすめしています。少しずつ調整することでますます、その入れ歯があなたの体の一部へと変化していくのです。