床矯正って中断できますか?

当院には、床矯正治療のお子さんがたくさん通院しています。
治療期間は、矯正をスタートする時期や症状によって様々ですが、やはり根気のいる治療になります。
もし、継続できなかったらどうしよう、途中で辞めれるのかな、今回はそんな疑問にお答えします。

床矯正は、いつでも中断できます

床矯正はいつでも中断することができる治療です。

え?患者さんが辞めたいと言ったらいつでもやめれるの?と驚かれるかもしれませんが、治療を続けるのも辞めるのも患者さん次第というのが当院の考えです。

なぜなら、床矯正は不可逆的な治療ではないからです。つまり、後戻りできない治療ではない、ということです。

例えば、歯を削る、歯を抜く、などの治療は不可逆的な治療と言えます。一度抜いたり削ったりした歯は元には戻りませんよね。

床矯正は、後戻りできる治療だからこそ、いつでも中断できるのです。

 

床矯正を中断する際の注意点

いつでも辞めれる床矯正ですが、注意点があります。

それは、辞める時期によってはリスクがあるということです。つまり、矯正の進み具合によっては、今以上に歯並びが悪くなってしまうことがあるのです。

ですので、治療を中断される患者さんには、その時点で予想される問題点を必ずお伝えするようにしています。

当院では基本的に、生え変わりが終わり、7番(12歳臼歯)が噛み合うところ、だいたい中学生くらいまでは責任を持って監視することにしています。それが床矯正のゴールであると考えるからです。

先日も、小学6年生の患者さんから床矯正治療を終了したいと申し出がありました。

問題点だったガタガタの前歯が綺麗に揃ったこと、見た目も良くなったことが理由でした。

そのお子さんは治療も真面目に継続し、生え変わりも終わっておられたので、主訴完了ということで治療終了となりました。

中断を検討される場合は、年齢や治療の進み具合によってリスクがあるということもご理解いただければと思います。

再スタートも可能な床矯正治療

とは言え、やむを得ない事情もあると思います。受験やクラブ活動、習い事が多忙になる時期が重なると、中断を希望されるのも仕方ないことだと思います。

ですが、そうして中断されても、しばらくしてまた戻ってこられる患者さんもいらっしゃいます。

忙しい時期が一段落したら、また再スタートできる、これが床矯正治療のいいところなのです。

続ける意思があれば、空白期間があってもご自身のペースでまた続けることができるのです。当院でも、実際足掛け10年以上の患者さんもいらっしゃいます(笑)

あくまでも、床矯正治療の主体は患者さんです。

また始めたいという気持ちがある限り、もちろんどこまでも寄り添い、診させていただきます!

 

YouTubeでもご覧ください。

https://youtu.be/QS-81HDwMmI?si=3HjB07rHw5friPSy

 

柳原歯科医院
〒639-0265 奈良県香芝市上中833-3
TEL:0745-77-1124
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