柳原歯科医院には、毎日多くのお問い合わせをいただきます。
中でも多いのは、「うちの子矯正いりますか?」という質問です。実はこの聞かれ方、一番答えに困るんです。。。
矯正がいるか?いらないか?シンプルに聞こえるこの問いの何が難しいのか、当院でのケースでお答えしていきます。
まずお問い合わせいただく方にお聞きしたいのが、知りたいことは矯正がいるか、いらないか、それだけですか?ということです。
もしそうなら、歯科検診を受けていただいて、歯並びの問題点はお伝えします。
それで気にならなければそれで良し、その問題点を治したいと思うのなら、次のステップとして歯並び診断が必要となります。
要は、ご本人や親御さんが、今の歯並びをどう思われているか、ということなのです。
例えば、親御さんがお子さんの歯並びを見た時、「あれ?なんかおかしい」と感じているかどうかなのです。気にならなければそれでいいとわたしは思うのです。
とまぁそんなふうに歯医者嫁に話しましたら、「いやいや、みんな専門家じゃないねんから!」と言われまして。
ちょっと聞いてみることにしましょう。
受付でお問い合わせを直接お受けする歯医者嫁が言いますには、そもそも一般人が、この歯並びがおかしいかおかしくないかの判断ができない、ということなのです。
例えばガタガタに並んでいる、前歯が出てる、ねじれてる、すきっ歯や受け口である、なんて見た目がすでにおかしい場合はわかりやすいですね。
ですが、今特に問題はなさそうだけど、このままで将来キレイな歯並びになるのかな?ということを知りたいのでは、ということです。
なるほど!うーん・・・
今問題がなさそうで、将来キレイな歯並びになるかどうか、正直先のことはわかりません。
なぜなら歯列不正は、生活習慣や食習慣によるものが多いからです。
ですが、将来お子さんがキレイな歯並びに成長してほしいという親御さんの気持ちはよくわかります。
その願いを叶えるのは、定期検診しかありません。
当院でしたら、乳歯が生えそろう3歳くらいから定期的に検診を受けていただくと、問題点や改善方法をお伝えできます。
その後の経過観察もできますし、気になることは都度お伝えしますので、安心ですね。
わたしは学校医もしていますが、最近では虫歯の児童はかなり減っています。これは親御さんの関心が高まった結果によるものだと感じています。
そして同じように、歯列不正も減らしたいとわたしは考えています。それにはやはり、親御さんの関心が必要なのです。
「なにかおかしい」と感じないか、お子さんの歯並びをちょくちょく覗いてみてください。
そして歯科医院での定期検診を受けていただくことで、ダブルチェックでお子さんの歯並びをキレイに保っていきましょう。
子どもにはできるだけ負担をかけたくない、という親御さんの気持ちを汲んで、かかりつけ医が転ばぬ先の杖であるよう、わたしも尽力していきたいと思います。
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https://youtu.be/e0RzbddhKWk?si=t29eyYnl0LghvvUG
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