歯を白くするホワイトニング、当院でもお子さんからご年配の方まで、多くの方に受けていただいています。
ところが、中にはホワイトニングとは言えない間違ったやり方で、自身の大切な歯を傷つけたり、まったく効果が得られなかったりする話を耳にすることも少なくありません。
そしてそもそも、ホワイトニングとはどういうものなのか?
歯医者嫁との会話で具体的な例がたくさん挙がりましたので、ぜひご覧ください。
ある日、歯医者嫁がドラッグストアで買い物をして帰ってきました。
その手に抱えているのは、市販の歯磨き剤、それも「ホワイトニング」や「歯を白くする」と謳ったものばかり。
ひとつひとつ袋から取り出し、テーブルに並べながら、箱に書いてあるキャッチフレーズを読み上げていきます。
「マルチ+美白ケアイオン歯磨き、特別なホワイトニング歯磨きトゥルーホワイト、歯の着色が気になる方に優しくホワイトニング+W、アップデートW光触媒アパタイト…
素人にはまったく訳のわからんイメージ作戦満載やで!!」と白熱してきます。
こういう時の歯医者嫁は、本当にイキイキとしています笑。
しかし本当にすごいネーミングばかり。
でもこれらの歯磨き剤では、残念ながらホワイトニングできないのです。
歯磨き剤の中には、ホワイトニングを謳っているものがたくさんあります。
例えばステインを除去できる=ホワイトニングとしている、勘違いさせる表示のものもあります。
ホワイトニングとは、歯科医師のもとで認可された薬剤を用いて、自身の歯そのものを白くすることを言います。
ステインなど、歯の表面についた汚れを取ることはホワイトニングではなく、それだけでは歯は白くなりません。
たとえ高価な歯磨き剤であっても、ホワイトニングはできないのです。
歯医者嫁の話では、歯を白くしたいからと、台所の漂白剤でうがいをして口内炎になった方や、ポリプロピレン製の消しゴムのようなスポンジでエナメル質をゴシゴシ擦って、知覚過敏になってしまったとか、通販サイトで購入したホワイトニングキットで、激痛で眠れなくなった話など、聞くだけで怖い話がたくさんあるそうです。
そもそも、ホワイトニングをどこでするか?という質問に、美容整形外科やエステサロンですると答える人がとても多いとのこと。
う〜ん、それは問題ですね。歯医者さんで安全にホワイトニングができるということを、もっとお伝えしていかねばなりませんね。
ひとことでホワイトニングといっても、ご本人の状況やご希望によって施術方法はいろいろです。
例えば、歯科医院で歯科衛生士が施術するオフィスホワイトニング、
薬剤やマウスピースを自宅に持ち帰って、歯科医院に通わずにご自分でしていただくホームホワイトニング、
また、歯の神経が死んで黒ずんでしまった歯を根本的に白くするもの、これは治療になりますが、このようにホワイトニングにもいろいろな種類があります。
ホワイトニングで前向きな人生を送れるのであれば、それに越したことはありません。
輝く白い歯は、笑顔に自信が持てて、相手にも好印象を与えます。
大切な歯のことは、たとえ美容目的であっても、まずは歯科医院でご相談していただきたいですね。
YouTubeでもご覧ください。
https://youtu.be/7nX_unDKBwE?si=zvMQEeXH8WspemT3
柳原歯科医院
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