【30代40代の悩み】最近硬いものが噛めない…その原因、歯茎にあるかも?!―歯周病は今から予防しないと50代には“もっと大変”なことに―

「最近、アーモンドやバゲットを食べるとき、なんだか噛みにくい…」
「前は平気だったのに、奥歯に力が入りづらい気がする」

そんなちょっとした違和感、感じたことはありませんか?
もし変化を感じたら、それは“歯ぐきからの小さなSOS”かもしれません。

実はその“噛みにくさ”、歯そのものではなく、歯ぐきの変化が関係しているかもしれません。
痛みがないからといって放っておくと、50代を迎えたときには、歯を失うリスクが一気に高まります。

◆ 噛めない=歯のせい、とは限りません

噛みにくさや違和感があると、「歯そのものが悪いのかな?」と思いがちですが、実際には歯を支えている歯ぐきや骨(歯周組織)のトラブルが原因になっているケースがとても多いのです。

とくに30代・40代は、歯周病の“はじまり”に気づきにくい世代でもあります。

◆ 30代・40代は、歯周病“予備軍”が増える世代

加齢に伴って歯ぐきの状態がゆるやかに変化する30代・40代。
忙しさやストレス、ケアの甘さが重なるこの時期は、自覚症状がないまま歯周病がじわじわと進行してしまうことも。

こんなサイン、思い当たりませんか?

✅ 歯ぐきが腫れぼったい・ムズムズする

✅ 歯みがきで血が出ることがある

✅ 硬いものが噛みにくくなった

✅ 口臭が気になるようになった

これらはすべて、歯ぐきが炎症を起こし始めているサインです。
硬いものが噛みにくくなるのは、歯を支える力が弱まっている証拠でもあります。

◆ このままの状態で放置すると…どうなる?

歯周病とは、歯を支える歯ぐきや骨(歯周組織)に炎症が起きる病気で、日本人の成人の約8割がかかっている、または予備軍だといわれています。

初期は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうのが特徴です。

歯周病」を放置して進行させてしまうと、、、

歯がグラつく → 噛むと痛む → 歯が自然に抜けてしまう → 入れ歯が必要になる
といった、日常生活に支障をきたす深刻な事態に発展してしまうこともあります。

実際に、歯を失う人の多くが50代〜60代に集中しています。
だからこそ、“今”のケアがとても大切なんです。

◆ まだ間に合います!歯周病は“予防できる病気”です

歯ぐきの腫れや出血、噛みにくさなど、小さなサインを見逃していませんか?

歯周病は気づかないうちに進行し、歯を失う原因にもなる怖い病気。でもご安心ください。

歯周病は“今から予防できる”病気です。正しいブラッシングや定期的な検診、プロのクリーニングなどを取り入れれば、進行を防ぎ、健康な歯ぐきを保つことができます。

少しでも気になる症状がある方は、放置せず早めのケアを始めましょう。今こそ、未来の自分の歯を守る一歩を!

 

1.正しい歯みがき習慣を身につける

歯周病予防の基本は「毎日のブラッシング」

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間に溜まるプラーク(歯垢)です。
このプラークをしっかり除去することが、最大の予防法です。

●ポイント●

✅ 歯ブラシは毛先が細くて柔らかいものを選ぶ

✅ 歯と歯ぐきの境目を斜め45度に当てて、小刻みに動かす

✅ 力を入れすぎず「やさしくなでる」ように磨く

✅ 1日2〜3回、1回につき最低3分以上

💡 ワンポイントアドバイス
夜は寝ている間に唾液が減り、細菌が増える時間帯。とくに就寝前の歯みがきは丁寧に行いましょう。

 

2.歯間ブラシ・デンタルフロスを使う

歯ブラシだけでは6割しか落とせない!

実は、歯ブラシだけではプラークの6割程度しか除去できないといわれています。
歯と歯の間(歯間部)は特に汚れが残りやすい場所。

💎 おすすめの道具

●デンタルフロス:歯と歯の隙間が狭い人向け(特に若年層)

●歯間ブラシ:隙間が広がっている人、歯ぐきが下がっている人向け

💡 ワンポイントアドバイス
歯周病が進行すると歯間が広がるため、年齢に応じた道具選びが大切です。歯科でサイズを相談してみましょう。

 

3.定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

特にこの年代(30代・40代)の方々は、なかなか「歯科医に行こう!」となりませんよね。

定期的なお手入れを歯科医院でしていない人は、是非この機会にプロの手で“リセット”することをおススメします。

どんなに丁寧に歯みがきをしていても、すべての汚れを取りきるのは不可能です。
歯科医院での定期クリーニングは、家庭ケアで落とせない歯石やバイオフィルムを除去するのに効果的。

✅ 推奨頻度

●3〜6ヶ月に一度の定期健診&クリーニング

●歯周病リスクが高い方は1〜2ヶ月に1回も◎

💡 実施内容の例
歯周ポケット検査、GBT(プロによる歯のクリーニング:柳原歯科医院のGBTサイト

 

4.食生活・生活習慣を見直す

お口の環境を整える生活も予防のカギ

歯周病は“生活習慣病”の一種とも言われています。食べ方や生活の癖も見直しましょう。

≪食生活で意識すること≫

✅よく噛んで唾液を出す(唾液には自浄作用あり)

✅ダラダラ食いを避け、食事と間食の時間を区切る

✅甘いものや炭水化物中心の食事に偏らない

💡生活面での注意点
喫煙は歯周病を悪化させる最大のリスク要因(血流が悪くなり治癒力が低下)。ストレスや睡眠不足は免疫力を下げ、炎症を進行させます。

 

5.歯ぐきを元気にする“プラスのケア”を取り入れる

歯みがきだけじゃない!プラスαで歯ぐきケアを毎日の習慣に取り入れましょう。

最近では、歯ぐきの健康をサポートするケア商品も増えています。歯周病のリスクがある方は積極的に活用を。

例えば:

👉 フッ素や殺菌成分入りの歯みがき粉

👉 歯周病専用の薬用マウスウォッシュ

👉 歯ぐきマッサージ用の柔らかブラシ

💡 ワンポイントアドバイス
自己判断で使うより、歯科医やドラッグストアの専門スタッフに相談して選ぶのがベストです。使い方や効果的なタイミングも指導してもらえます。

 

◆ まとめ:「噛める」を守る!今日から出来る口腔ケア習慣。未来の自分のために。

歯を失うと、食事の選択肢が減り、全身の栄養状態にも影響します。しっかり噛んで、楽しく食べられる毎日を維持するために、
歯ぐきのケア=未来への自己投資です。

💡自分のお口の状態を知る

「特に痛みはないけど、なんとなく気になる」その違和感が、“歯周病のはじまり”かもしれません。

ご自宅でのセルフチェックと、歯科医院での定期チェックの両方を取り入れて、大切な歯を守りましょう!

 

YDCコーディネーター

柳原歯科医院

YDCコーディネーター

15歳までの子供の歯は成長とともに刻々と変化しています。 例えば歯列矯正は、永久歯が生え揃う前から始めることで、歯を抜かずに綺麗な歯並びをつくることができます。そして実は赤ちゃんにも、お母さんのおなかにいる時から歯の元がつくられているのです。体の健康は歯の健康から。子供の歯の悩み、疑問、不安など、情報交換の場としてお役に立てると幸いです。

柳原歯科医院
〒639-0265 奈良県香芝市上中833-3
TEL:0745-77-1124
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