柳原歯科医院の矯正のゴールは、その人本来の「いい顔」をつくることです。
歯並びが悪い→矯正する、そして矯正治療が完了したら、やれやれこれでいい顔になる、そうお考えの親御さんがほとんどだと思うのですが、実はそれだけではないのです。
いい顔をつくるには、歯を整えるだけでなく、骨の発育、年齢が大きく関わってきます。
今回は、いい顔と骨の発育の関係についてのお話です。
歯並びが悪くなると、顔立ちも変化してきます。
それは、歯並びが悪くなることによって、噛み合わせが悪くなり、ちゃんと噛めない状態になるからです。
噛めない状態になると、歯だけではなく歯を支える骨にも刺激が伝わらないことになります。
いい顔は、前歯を使ってしっかり噛むことによって、上顎の骨に刺激が伝わり、中顔面の発育が促進されることでつくられます。
当院では、矯正治療は単に歯並びを整えて終わりではなく、歯をしっかり使って噛むことも治療の一環と考えています。
歯列不正で歯を正しく使えていないと、顔はどのようになっていくでしょう。
例えばお口ポカンのお子さんや、口を開けたまま食事をするお子さんは、前歯を正しく使えていないので、口がへの字になっていたり、目も垂れていたりすることが多いです。
鼻が上を向いていたり、唇が分厚くなって輪郭がぼやけていたりすることもあります。これらは、口輪筋が活性化していない状態です。
歯を使って正しく噛む、つまり口輪筋を使うことによって、表情も豊かになり、いい顔になっていくのです。
歯並びを整えたら、歯を使ってしっかり噛んでほしいのはこのためです。
ところで当院では、矯正治療を始める患者さんに、年齢のことをよくお話しします。
女子は14歳、男子は17〜8歳という話をするのですが、それは骨の発育が終了する年齢を示しています。身長が止まると言われるのも大体その年齢です。
つまりその年齢までに、矯正治療を終え、歯をしっかり使って上顎に刺激を与え、中顔面の発育が促進されていれば、本来のいい顔になるというゴールは達成できると言えます。
少なくとも女子は12歳、男子は15〜6歳までに歯並びを整えておけば、骨の発育が終了するまでにいい顔をつくることができるでしょう。
よく、兄妹で矯正治療を受けられる患者さんで、上のお子さんが小学一年生から矯正を始めて中学一年生で終了した。なので下のお子さんは、もっと遅くから、5年生くらいからでも間に合いますよね?と聞かれることがあります。
女子の場合は、それだと遅いということになりますね。
骨の発育が終了してしまってからでは、単に歯並びを整えることだけの治療になってしまいます。
当院の矯正治療のゴールは、その人本来のいい顔を作ることです。
骨の発育が終了する年齢を重視しているのはそのためで、患者さんにも具体的な年齢をお伝えするようにしています。
矯正は、歯並びを整えたら終わりではないのです。
骨の発育が終了するまでに、しっかりと歯を使って噛んで、いい顔になってほしいと思います。
YouTubeでもご覧ください。
https://youtu.be/tVPfEVLZF6U?si=jg0Hw5VXJL7sDxzB
柳原歯科医院
〒639-0265 奈良県香芝市上中833-3
TEL:0745-77-1124
SEARCH
CATEGORY
GROUP
よく読まれている記事
KEYWORD